結婚式の余興は、
この現代の科学技術の進歩同様に日々変化し、多種多様な演出が増えてきている。
昔とは一味も二味も違う「余興」はありませんでしたか?
もう余興で、「一曲プレゼント」なんていう演出は古い。
数ある結婚式の余興の種類のなかでも、【ムービー系】の余興は、素人でも動画編集を可能とするソフトが安価で手に入ることから、近年では特に増えてきている。
しかし、結婚式でムービーを撮影して余興を作ろうとしても、そこは素人。いざ実行しようとしても何から手をつければ良いかわからないのだ。
実際に、この記事を読んでいるあなたはまさに今、その状況なのかもしれない。
そこで今回は、ムービーを結婚式の余興として披露するためにどうすれば良いか。そこに困っている人のために、余興作成のポイントをお伝えしよう。
今回のテーマは
ムービー系の余興を作成しよう!撮影編〜
①
②
①カメラを準備しよう。
カメラも種類によって良し悪しがでる。画質が悪いからといって必ずしもダメであるということはない。
どんなシーンを撮影するかによって機材は変わってくる。
最大の違いは、「手ぶれ」と「ぼかし」
iPhoneでも最近では高画質の動画を撮影することができる。しかし、この手ぶれとぼかしには、近年のデジタルカメラには全く歯が立たない。動画を撮影できる一眼レフがあればもういうことはない。
例えば、
シーンによってカメラは使いわけよう。
メッセージリレーの場合は。
*この程度であれば、iPhoneで十分だ。もちろん一歩先を行く動画に仕上げるのであれば一眼レフをつかってピンとを調節してぼかしてあげることができるのであれば良いのだが、メッセージリレーの場合は、遠方から動画を送ってもらってそれをくっつけるのであるから、一つのメッセージがハイクオリティで、一つは画質が悪い。なんていう風になるのであれば統一感がない。
感動系の動画の場合は
こちらの動画は、実際の余興動画ではないが、このような素敵な動画を作って、余興で披露したいと思う人は少なくないだろう。
これには、間違いなく「一眼レフカメラ」が必要である。
それら以外にも、シーンに合わせてカメラの選定が必要である。
編集しやすくする撮影のコツとは?
データは多ければ多いほど良い。
私は、よく結婚式の余興動画の編集をお願いされ、月に1〜2本のムービーを作成する。
そのほとんどが、余興動画を作成しようと思って撮影したまでは良かったが、編集がうまくいかずお手上げ状態での依頼が多い。
動画の編集というのは、切って貼っての繰り返しである。動画のカット数、データ量が少ないとないと、ないものでつなぎ合わせ完成させなくてはならないから難儀である。初心者では到底無理な話である。
動画を編集してみるとわかることだが、変哲もないシーンや使わないだろうと思っていたシーンがとても重宝する。つなぎ合わせるのにとても重要なのである。
どんな動画でも無駄にならない。
動画を消したいのであれば、すべて完成させてからにしよう。
3・2・1 キュー の前後5秒を撮影
よくドラマなどで、「3・2・1キュー」という合図があるが、これは後に編集しやすくするために動画の前後3秒は余白として撮影しているのである。
プロで3秒なのであるから、素人の我々は前後5秒程度は、余白を持ちたい。
重要なシーンをきっちり撮影して前後の余白となる時間が1秒もないということが時々ある。
動画の編集には、つなぎ合わせ(トランジション)という効果を良く使う。二つの動画をぼかしながらつなぎ合わせたり、反転させてシーンを切り替えたり。これには、まさしくこの余白となる時間が使われる。
*撮影したいシーンの前後5秒は多めに撮影をしよう!
これは、動画を編集する上でとても重要で後が楽になるポイントである。
では、今回の撮影編はここまで。
次回は編集編とする。
健闘を祈る。