光の残像アート・ピカピカ動画を作ろう!
*この動画は、鳥取県山陰海岸の国立公園指定50周年を記念したプロの動画作成会社が作成したピカピカ動画であり、本編の結婚式の余興とは関係がないのであるが、とても完成度の高い「ピカピカ動画」だったため紹介した。
*だれでもできるピカピカ動画
*全体のストーリーを考える
*必要なものを揃えよう!
*撮影場所を決めよう!
*いよいよ撮影!
*盛り上がる音楽とは?
だれでもできるピカピカ動画!
先に紹介した動画くらいのクオリティーを求めるのであればかなりの時間と人員、労力が必要であるがやってやれないことはない。なんといってもこのピカピカ動画の作成方法がわかると、あとは根気とやる気でできるということだ。
●オススメ度
・作成の手軽さ ★★☆☆☆
・サプライズ感 ★★★★☆
・万人受け ★★★★★★★
・参加人数 5人〜無限:多ければ多いほど良い
準備や作成に伴う労力は、他の余興と比べ多いことは間違いない。撮影は夜間であるためスケジューリングも参加人数が多くなればなるほど難儀なものになる。
ただし、万人受けは文句無しの星7つ。
ピカピカ動画には「感動」「衝撃」「サプライズ」の要素があり、暗闇の会場に映る綺麗な動画をみて会場にいるゲストは不思議な一体感を感じるだろう。
では、作り方について記そう。
ⅰ.全体のストーリーを考える
まずは、どんなことでもそうだが大まかなストーリーを考えよう。
ペンと紙を使って絵コンテを作成できれば進行に戸惑わず、全体のイメージがしやすくなる。今回のピカピカ動画の場合は、特にストーリーが重要である。
多くの人を動員して作成するのであれば、現場で監督が適切に指示ができないとすぐに混乱してしまう。スケジューリングもそうだが、ストーリーに合わせたシーンの選定や人員の配置など事前にしっかりと決めておく必要がある。
ⅱ.必要なものを揃えよう!
なんといってもこの「ピカピカ動画」には必要となる物品が多い。ただし、ある程度は100円均一で調達できるので、衣装などの高価なものではない。
❶ペンライト
これは、参加人数分必要になるため、100円均一で購入しよう。懐中電灯でもいいが、あまり大きすぎると残像が太くなるので、明るめのペンライトのようなものがベストである。
人数分ちょうどだと故障時に面倒なことになるので、あらかじめわかっている人数プラスαで用意すると良いだろう。
❷色のついたセロハン
こちらも100円均一で調達可能である。色のついた透明なフィルムである。わからない場合は店員さんに聞いてみよう。このカラーが残像の色となるのでイメージに合った色を揃えよう。
❸マニュアルモードのあるカメラ
これはさすがに100円均一には売っていない。ただし、最近のカメラには「マニュアルモード」の設定が可能なものが多いので、まずは持ち前のカメラを調べて必要であれば説明書を一読すると良いが、シャッタースピードを15秒〜30秒程度に設定する必要である。シャッターが開いている時間だけ、ライトで文字を描くことができるので、絶対必要な機能である。
一番のオススメは、やはり一眼レフカメラ。 暗闇でも撮影できるのでこの余興には御誂え向きである。しかし、このために10万以上するものを買う必要はない。コンデジで十分である。
❹三脚
シャッターを開きっぱなしにするため、手持ちだと100%ブレてしまう。そのため、しっかりと固定できる三脚が必須だ。最近は、コンパクトで自由自在な三脚のようなものが流行っているが、その程度の三脚だとやはりブレてしまうことが多い。
しっかりと安心して固定できる三脚を用意しよう。
以外と親が持っていたりするので、聞いてみよう!友人の親でも借りれると調達が楽である。
❺動画編集ソフト(なんでもOK)
画像を繋げられる編集ソフトであればどんなものでも構わない。しかし、画像枚数が1000枚を優に超えるため容量の少ないPCやスペックの低いPCだと編集が難儀になる可能性がある。MacのiMovieは、余興adviserである私の愛用無料ツールである。
ⅲ.撮影場所を決めよう!
ピカピカ動画は、撮影場所も肝心である。同じ場所で撮り続けるのではつまらない。
まずは新郎新婦の思い出の地や地元・故郷をリサーチしよう。
*実家や今住んでいる家
*二人の初デートの場所
*結婚式場の前 など
撮影する場所が多ければ多いほど、会場に来ているゲストにとって見応えのあるものになる。新郎新婦も同様に、生きてきた軌跡が綺麗な光で繋がる動画をみたらハンカチを話せなくなるだろう。
ただし、このピカピカ動画は参加人数が多いため、皆が集まれる場所を選定しなければならない。可能な範囲で絵コンテ通り撮影していきたいものである。
ⅳ.いよいよ撮影!
撮影は、原則「暗いところ」である。
よって、屋外での撮影は基本的に夜やることになる。どうしても撮影にかけられる時間が限られてしまうので監督はしっかりと時間を管理し、効率良く撮影しよう。
撮影方法については、こちらのカズチャンネル/Kazu Channelの動画を参考にしてもらいたい。
お分かりになっただろうか?他にも様々な動画が紹介されているので、みてみよう。
あとは、実際にやってみるに尽きる。まずはトライ!
ⅴ.盛り上がる音楽とは?
コマ送り動画になるため、リズミカルな音楽を選びたい。
感動系でも良いが、シーンを分けてメリハリをつけることが重要である。
2017年も人気の曲を紹介しよう。
アイディアは星の数ほどありいろいろなところに転がっています。今回の「ピカピカ動画」をベースに思いついたアイディアなど他の要素を盛り込むとさらに、新郎新婦やゲストの想像を超えてくるものになるだろう。
結婚式での余興成功の秘訣は、そこにある。
最高の結婚式となることを祈っている。