余興で作るコマ送り動画とは
コマ送り動画。別名ストップモーションムービー。
連続する写真(静止画)を繋げて再生しひとつの動画にしたものの事である。
一般的な動画は1秒間に約60枚の静止画を連続して映しているものであり、1秒間に枚数が多ければなめらかに、少なければ荒い動画として人間は無意識に捉えているのだ。
ビデオカメラで撮影したものもある意味「コマ送り動画」と同様なのであるのだが、
今回の結婚式の余興で用いる「コマ送り動画」では、1秒間に約3枚の写真を繋げ、再生する動画であり、
5分の動画には
5×60×3=900 900枚の写真が必要になる。
作り方によっては様々な演出が可能である。
準備するのはスマートフォンだけ!
余興での動画作成と聞くと撮影には、
一眼レフカメラや、ビデオカメラといった機材が必要だと思うだろう。
安心して良い。必要ないのだ。
コマ送り動画では
スマホだけで撮影ができる。
機材が無くて諦める‥といったことはない。
デジタル写真が撮れればどんなものでも構わないが、数百枚の写真を保存できるだけの容量は必要になってくる。
どんな演出ができるのか
どんな余興をやるかを考えた時、多種多様のアイディアが生まれると思う。
このコマ送り動画は、動画作成のアイディアであれば多く対応する。
例えば、
非現実的な行動を可能にする。
- 人が壁を通り抜ける。
- 宙に浮きながら移動する。
- 一瞬で服を着替る。
- 瞬間移動をする。
- 人と人が入れ替わる。
- 地面から人が出てくる。など
普通では不可能な事でも、コマ送り映像なら可能だ。1枚1枚をシーンを変えて撮れば良いので、ジャンプした写真を、一歩前にでて再度撮り、また一歩前に出て撮る。これを繰り返し繋いでいくと、あたかも宙に浮いていながら進んでいるような動画が完成する。
また、人と人が少しづつ近づいてくるシーンを1枚1枚撮影し、二人がぶつかったシーンで入れ替わって写真を撮り繋げると、人と人が入れ替わるといった動画ができる。
余興ではこのような演出があると、笑いが起きる。
→《【コマ送り動画】実践編!結婚式の余興はこれで決まり!》
*実際の余興動画を紹介!
絵や文字を描いて思いを伝える。
鉄拳の漫画をご存知だろうか。
あのパラパラ漫画も「コマ送り動画」の一つである。
絵が得意な人は、絵や文字を書き、1枚1枚ちょっとづつ変化させ写真を撮る。
素人でも漫画を作る事ができる。
手書きだと味が出て、感動を生む。
結婚式で新郎新婦に思いを伝える演出にはうってつけであろう。
→《【余興成功の3原則】これで結婚式の余興が盛り上がる!》
人形を動かして・・・
これは余興でのコマ送り動画のなかでも一番手間のかかる動画といっても過言ではない。
まずは、人に様々なポーズをしてもらい、撮影する。それを印刷し丁寧に切って、自立するように工夫を施し、様々な場所でその人形を並べて、また写真を撮る。その数百枚の写真を繋げ合わせて動画して完成である。
上記写真のように麻雀卓の上に乗せて踊らせる事などミニチュア世界を作る事ができるのだ。
肩がこる余興であるが、万人受けはものすごく良い。感動や驚きが会場内に広がる。
作っている最中のメイキングムービーなどの挿動画をするとさらに盛り上がるだろう。
一手間をかけ思いの詰まった余興を行いたい人にはこのコマ送り動画はオススメ。
結婚式での余興が大成功するように祈っている。
健闘を祈る。